【市川市】行徳の旧家「笹屋うどん」の名づけ親にびっくり!歴史上でとっても有名なあの人
行徳を歩くとつくづく思います。
お寺や神社が多く、古い建物が大切に残されています。
号外NET市川の10月11日の常夜灯公園でも触れましたが、昔からの水運が盛んで、製塩も有名、神輿造りの伝統は今も残っています。
旧家も多くあり、町並みに風格や落ち着気を感じます。
ただ昔から「確かに素晴らしい旧家なんだけど、でも…何故にうどん屋さん?」と考えてしまう建築物があるのです。
それは「笹屋うどん跡」です!
笹屋うどん跡には市川市教育委員会の案内板が堂々と建っています。
読みあげると「本行徳の笹屋は、江戸時代うどん屋として繁盛した店で、新河岸近くに位置していたため立ち寄る旅人も多く、紀行文などを残す」とあります。
なるほど。
でも、もう少し何かあるのでは?と調べたら、この笹屋うどん、すごいんです!
まず偉い方がこの「笹屋うどん」でうどんを食べ、家紋にちなんでこのお店の名前をつけた、との言い伝えがあるそうです。
それは市立市川歴史博物館に所蔵してある六曲屛風に文字と絵で描かれており、その方は、なんと源頼朝!
鎌倉幕府建てた人が、名づけたかもしれないうどん屋さん!
これはすごい!
さらに「東海道中膝栗毛」の十返舎一九。
紀行文の1802年に刊行された「南総紀行旅眼石」にはうどんで有名な笹屋で休憩したことが記されているそうです。
深いですね!
古いものは何も知らないまま見るのもいいし、その歴史を知ってからじっくり眺めるのもどちらも楽しいですね。
※Nさん、情報提供をありがとうございました!
笹屋うどん跡はこちら