【市川市】牡蠣の爆狩りができる江戸川の場所ってどこ?そもそも採ってよいの?今はどうなっているの?調べてきました。
数年前から「江戸川で牡蠣が採れる!」と話題になっている江戸川河川敷ですが、現在でもたびたびテレビに取り上げられたりしております。現在はその場所はどうなっているのか、さっそく調べてきました。
場所は新高谷川橋付近。
近くには東京メトロ東西線の鉄橋もかかっています。
その付近の堤防の上から河川敷に降りていくスロープを下ると、
川べりに行くことが出来る場所があり、
近づいてみてみると牡蠣の殻が散乱していました。
今回現地調査をした日は2021年5月ですが、牡蠣のシーズンではないことと平日ということもあってなのか、牡蠣を採っている人は誰もいませんでした。
さて、これだけ話題になっている「江戸川の牡蠣」ですが、実際に採っても罪に問われないのでしょうか。答えは「問われない」です。この辺りの河川敷は漁業権が設定されておらず、だれでも牡蠣を採ることができます。ですが、ここで牡蠣を採って食用にすることはとても危険です。牡蠣はエサとして植物プランクトンをエラで濾しとる時、大量の海水を吸い込みます。1個の牡蠣がエサを濾しとるために吸い込む海水の量は1日で、家庭の浴槽のほぼ1杯分といわれます。それだけのろ過を江戸川の河川敷でしている牡蠣の体内には有害物質もたくさん蓄積されているリスクがあります。くれぐれも食用として採らないようにしましょう。
そしてもう一つの問題は、牡蠣を採った後、殻をその場に捨てていく行為です。
近くの堤防には日本語と中国語で注意喚起の看板がありました。
牡蠣の貝殻放置でケガをした人がいるそうです。もし牡蠣を採るのであれば貝殻も必ず持ち帰りましょう。
●新高谷川橋はこちら↓